FF7 あとがき

　1997年１月某日、ＦＦ７発売。それからしばらくして発覚する衝撃の事実。　エアリス、死す。　忘らるる都での中ボス戦は今でも深く心に残っています。泣きながら戦った戦闘は、後にも先にもあの時だけでしたっけ‥‥。　エアリスのテーマが痛いほど胸に響き、そしてぜっっっったいに負けられない！と思った戦闘でもありました。だって負けたら例のムービーをまた見ないとならないんですから～；　という訳で、この創作を書き始めた動機はただ一つ、『エアリス健在でエンディングを迎えたい！』　この一言に尽きますっ。　そのためには忘らるる都のイベントから書き始めるより、一から物語を練り直してやるぜーっ、と身の程知らずなことを考え、物語の導入部もエアリス視点からのスタートとなりました。　クラウドとエアリスのＷ主人公のつもりで書き進めてきたのですが、根がエアリストなのでエアリスが自然に出張っているのは仕様です(/ω＼)。　この創作を書くにあたって一番気を付けようと思ったのが、ティファの存在についてでした。ゲーム中ではエアリス亡きあとのヒロインは彼女だった訳ですが、この創作では忘らるる都のあともずーっとエアリスがいます。　なので、エアリスとティファのポジションがかぶらないよう、ティファにはティファの役目があるのだからそれをなくさないよう心がけて書いたつもりですが、果たしてうまくいったかな～；　主要キャラの女性陣３名。ユフィはとことんボーイッシュに、エアリスは中性的に、ティファは女の子らしくを意識して言動も構築しています。　ゲーム中のエアリスなどはもっと女性らしい話し方をしていたと思うのですが、ティファとの差別化を図って書いていたら、いつの間にやらえらく天衣無縫な子になってしまいました。　トラブルメーカー２人、トラブルシューター１人というのが、うちの女の子３人組の基本コンセプトです。　一方、男性陣６名。こちらは数が多いので大変です。空気なキャラが出ないように、けっこう気を遣いましたのです、これでも；　しかし、比較的早い段階で個人エピソードが済んでしまったバレットやレッドXIIIなどが、後半あまり出番がなかったかもしれません。　ボケ２人、ツッコミ３人、ボケツッコミ１人がうちの男性陣の基本コンセプト。　創作を書き始めるにあたって、忘らるる都のイベントとＥＤのラストシーンだけは、最初からこうしようと頭の中で決めていました。　なのでそれ以外は、ゲームのシナリオをなぞりつつお得意の行き当たりばったりです。好き勝手に設定を変えたところも多々ありました。特に６章はオリジナルの連続ですので、受け入れられたかどうか不安な章でもあります；　　最終戦の相手も、セフィロスではなく飽くまでもジェノバ。私的にはやはり諸悪の根源はこれだと思うのですよね～。セフィロスも言うなれば被害者なのではないのかなと。　８のアルティミシアと同じく、彼もばっさり斬り捨てるには忍びなく、このような形を取りました。　ようやく完結に漕ぎ着くことが出来ましたが、終わった今となっては、書くことはすべて書き尽くしたっ！という感じです。　なんとか最後までまとめることが出来て本当によかったです。途中、これちゃんと完結出来るのかな、と不安に思ったことが何度もっ。　終わってほっとする反面、エアリス達ともう旅することはないんだと思うと寂しくもあります。なので今度は、お題かなにかで短編物を書いていければいいなあと思っています。　最後になりましたが、この長い(連載期間も含めて；)創作に最後までお付き合い下さって、本当にありがとうございました！　もしよろしければ、掲示板に一言だけでもよいので感想を頂けると幸いです。下に掲示板への近道を用意してありますので、どうぞよろしくお願いしますっ。それではまた、別の創作でお会いできることを切に願って！ありがとうございました！